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夏の過ごし方。気をつけたいこと
2017.08.08
こんにちは松本です。8月で夏本番です。夏と言えばリゾートやバカンス、海にプールに花火にBBQなど、楽しい行楽が思い浮かびます。焼けつく様な日射しに負けずに休みを楽しめれば良いですよね。
一般的に夏は、一年中で最も暑い期間を指しますが、二十四節気や旧暦のように一年中で最も太陽が高く、昼が長い期間を指すこともあります。陽の極まる時期で、東洋医学では夏至の前後を夏とし、二十四節気をもとにして立夏(5月6日頃)から立秋(8月8日頃)までを指しますが、現代では気候のズレもあり6月~8月を夏と考えても良いかと思います。
日本の夏の特徴として高温多湿があげられ、体調管理にも影響を与えます。
夏は「陽気」が最も盛んになり身体を活動的にさせます。ただし陽気が盛んで熱が多くなり過ぎると、熱が身体にこもり、車に例えるとオーバーヒートを引き起こします。これを避ける為には人は汗をかき身体の外に熱を逃がしています。
汗は身体の中にいる時は血でした。血は「陰」の作用として身体を適度な温度に保つ冷却水の役割を担っています。身体に熱が多くなり冷やしきれなくなると、血は汗として体外に出ます。外に熱を放出することで体温調節をしています。
■ 夏の猛烈な熱気
夏の猛暑は汗腺をこじ開け汗を漏らせて、無理やり体内に入ってきます。無理に汗をかかせるのは水を搾り取るようなことです。そうなると身体の冷却機能が低下していきます。体内に入った猛暑は身体の陽気と合体して熱となって陰気を奪います。また内臓を熱し内臓の働きが悪くなります。特に胃腸の消化吸収が弱まってきます。
■ 夏の冷え
キンキンに冷えた冷たい飲食物。暑い夏には最高の楽しみです。しかし摂取しすぎると胃腸を冷やして身体に悪影響が出ます。胃腸は飲食物を消化して気血を作る身体の為のメーカーであり種火です。元気に生活するには胃腸を弱らせてはダメです。メーカーと種火には適度な熱が必要ですが、冷やし過ぎると働きが悪くなり気血が作れずに夏バテになります。
このように夏には熱と冷えの2つの病があります。
暑さに負けて熱が多くなると、心臓の熱になることが多いです。もともと絶えず活動して熱の多い臓器に、暑くなると熱が増えて負担が大きくなります。少し動くだけでも動悸や息切れがして充分に動けません。また、身体の中を冷やし過ぎると食欲不振や下痢などの症状が出ます。
ここからは個人で出来る簡単なケアをお話したいと思います。
■ 夏の食材を摂取
トマト、なす、きゅうり、ゴーヤ、オクラなどの夏野菜には身体を冷ます働きがあります。
夏は熱が盛んで活動的になる時期です。しかし、身体が熱を持ちすぎると心臓に負担が掛かったり、食欲不振や倦怠感などが出ます。こんな時は夏野菜を食べると良いでしょう。ただ、熱を冷ます食材はもともと胃腸の弱い人や、冷飲食で弱らせている人には向きません。
■ 夏こそ温かいものを
胃腸の弱い人は夏の暑さで消化吸収の機能を落としています。冷飲食でも胃腸を冷やし働きを低下させます。
胃腸は食べたものを気血というエネルギーに作り変える場所なので、弱ってしまうと元気がなくなります。
熱くなった身体を冷ますには、夏はある程度は冷やす食べ物が必要ですが、多く摂取してもいけません。温かいものを食べることで長い目で見て元気になれます。
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