ブログ-2017年11月-
ロードバイク、始めました-自転車乗りが気を付ける事-
2017.11.28
こんにちは、受付の影島です。
1か月ほど前にロードバイクを始めました!
運動不足解消のために始めましたが最近自転車に乗っていなかったせいかちょっと苦労しています…
ロードバイクは長距離の走行を想定した設計になっているため普通の自転車とは違い多くの点で気をつけなければならない事があります。
普段自転車で歩道を走っている方が多くいらっしゃいますが、ロードバイクはスピードが出るため車道を走るのが原則となります。
そのため事故の可能性も高くなるので、対策をしなければなりません。
慣れないうちは立ったままでも転倒しやすいため、頭部の防護のためヘルメットは必須です。
夜間の走行では自動車などから見やすくなるようにリムライト(車体後方につける赤いライト)をつけないと大変危険です。
服装についてですが、普段着はロードバイクには向いていない為気をつけなけれまなりません。
自転車は車体の右側にギアやチェーンなどが付いていますが基本的にはカバーが付いています。しかしロードバイクはカバーがない為ギアの歯がむき出しになっています。
ゆったり目のパンツを履いていると、チェーンとギアに裾が挟まれ足が動かなくなってしまいます。
そのため、フィットタイプのパンツや裾をテープやゴムなどで縛り絡まらない様にする必要があります。
他にもこの季節かなり冷え込んでますが、厚着をしてしまうと走っているうちにかなり暑くなってくるため少し寒く感じる程度の薄めの格好で走るのが良いです。
そして健康上気をつけなければならないのが、『脱水症状』と『ハンガーノック』です。
ロードバイクは特にエネルギー消費が大きいので水分補給はこまめにしなければなりません。
また普段激しい運動などされない方には聞きなれないかもしれない『ハンガーノック』ですが、いわばエネルギー切れのことで自動車でいうところのガス欠です。
カロリー消費量がカロリー摂取量を上回ってしまい、極度の低血糖によって体が言う事を聞かなくなってしまう状態です。
実際にハンガーノックになったという友人に聞いたところ、足が動かなくなりひどい眠気に襲われ非常に危険だったそうです。
これらの予防として必ず水又はスポーツドリンクを入れたボトルと補給食を携帯する必要があります。
ロードバイクは盗難にあいやすい為、例え鍵をつけていたとしても少しコンビニに寄るだけで大変危険です。
その為走り始める前に自分で用意することが大切です。
ロードバイクは姿勢がきつく筋肉痛になったりちょっとした事でケガをしやすいです。
もし身体を痛めてしまったらは当院までお越しください!
近くに私がロードバイクを購入したお店もあるのでこれから始めたいと思う方も是非いらして下さい!
冬・・・それは肉離れの季節(2017)
2017.11.27
こんにちは、坂本です。
最近になって寒さが増して体調を崩しやすい日々が続いていますね。今日はその寒さとも関係が少しある”肉離れ”について書いていこうと思います。
肉離れとはスポーツをしている時になる事が多いです。それは筋肉が収縮(力が入っている状態)している時に、自分の意思とは関係なく引き伸ばされる事や反復的な動きを行う事で起きる筋肉の断裂で、これらの動作は仕事にもよるところですが日常ではあまりありません。また、必ずしもそこが肉離れになる訳ではないですがスポーツの種目によってなりやすい箇所が変わってきたりします。
ダッシュの動作で肉離れが起きやすいのは”ハムストリングス”という太ももの裏側の筋肉群で、短距離走や野球のベースランなどで痛めることが多いです。
切り返し動作で肉離れが起きやすいのは”腓腹筋”というふくらはぎの筋肉で、テニスやバトミントンなどのフットワークの時に痛めることが多いです。
ジャンプの動作で肉離れが起きやすいのが”大腿四頭筋”という太ももの前側の筋肉群で、バレーボールや陸上の跳躍競技など、それとサッカーのボールを蹴る動作などで痛める事が多いです。
上記の足の肉離れに比べると少ないですが”腹斜筋”という脇腹の筋肉でも肉離れはおきます。テニスプレーヤーの錦織選手や最近ではソフトバンクホークスの柳田選手がこの脇腹肉離れでした。この肉離れはスイングなどの回旋動作で起こりやすく、テニス・野球に加えゴルフなどのスポーツに多いです。
肉離れは症状によって段階分けがされています。
1段目(軽度):部分的で小規模な断裂で痛みは感じるが歩く事はできる状態
2段目(中度):筋肉の一部が断裂し、筋膜の損傷や内出血があり歩くことが難しい状態
3段目(重度):筋肉の部分断裂が深くあり、筋肉が断裂してるため指で押すと陥没する。歩くことはほぼ不可能な状態
治療は急性期と回復期に分けて考えていて、急性期では”RICE処置”を行ないます。RICE処置とはRest(安静)、Ice(アイシング)、Compression(圧迫・固定)Elevation(挙上)の頭文字から取られています。この処置を症状に合わせて行ないます。電気治療のMCR(微弱電流)を併用して筋肉組織の修復を促進させるのも効果的です。肉離れの痛みが出てから約48時間後からは回復期となり、組織の修復や循環回復を考えた治療にシフトします。冷やす事から温める事に変えたり、安静からマッサージや無理のない運動療法などに変えて、筋肉を元の状態に戻していくのです。
肉離れは再発しやすい怪我です。それは筋肉の柔軟性が元に戻る前に痛みが消えるからです。肉離れは筋肉量のバランスの悪さや柔軟性の悪さが原因でなる事が多い為、肉離れ後の筋量の低下した状態や柔軟性がなくなった状態で、痛みがなくなったからと運動を始めると・・・後はお分かりですね?最初のほうに書いた”寒さ”も筋肉の血流を悪くし柔軟性を下げてしまいます。冬はケガしやすいのはこのためですね。肉離れになったことない人、なったことある人、これからなる人(?)も寒い時期ほど準備運動(ウォーミングアップ)しっかりやり、充分に身体を温めてからスポーツを楽しみましょう。ケガシタラタノシクナイモンナ・・・ それでも肉離れになってしまった人は太陽鍼灸整骨院でお待ちしております。
疲労、憂鬱、イライラは鍼で吹き飛ばす
2017.11.21
こんにちは松本です。今日はエッセイ風に鍼の効能について書いていきたいと思います。
疲れて憂鬱になる、イライラする気持ちが胸いっぱいに溜まり今にも爆発しそう。この状態を身体に邪気があるといいます。
こんな時に鍼をすると身体がスッキリとします。
鍼灸の考え方は「中庸」を守ることです。これは何事も極端にならない、度を超えないということです。
例えば働き過ぎは腎気を損ない、命を縮めます。腎気が衰えると足腰がだるくなり、歯はグラグラし、髪は抜けて落ちる。つまり老化が進みます。先天的な腎精不足は別にして、後天的な腎気不足を補うには、まずは身体に無理をしないことです。
充分な休息を取って、適度に身体を動かし、定期的に鍼灸・マッサージをして養生することが大切です。
腎気は元陽之気ともいい、他の臓腑の働きを良くする元気の源です。すなわち腎気が衰えると五臓六腑の働きが鈍り、全身の調子が悪くなります。そしてこの状態が長引くと今度は腎臓の子である肝臓に影響が及び、イライラしたり怒りっぽくなったりもします。
肉体的な疲労が蓄積されると精神的な症状も引き起こす。そうなると日常生活において小さなことでも腹が立つことが多い。何だか最近揉め事が増えたなあと思うときは、まずご自分の疲労度をチェックする必要があります。
もう一つのイライラの原因は、感情の抑えすぎから発生する「肝気鬱滞」です。
言いたくても言えない、怒りたいのに怒れないストレス、放出できない情緒の塊は肝気の流れを滞らせます。
肝はのびのびを好む臓器です。しかしストレスが溜まって肝気が鬱滞すると気分が憂鬱になったり、イライラしたり両脇が張って痛んだりする。
「肝は筋を司る」ので、肝気鬱滞が長引くと筋線維が硬くなり、全身に痛みが出てきます。
患者さんが訴える肩凝り、首凝り、背中の痛みの殆んどが、このストレスから来る痛みです。
鍼灸はこれらの症状によく効きます。鍼の刺激で身体の自律神経の調整を行ないます。緊張によって高ぶっている交感神経の働きを抑え、副交感神経が優位になることで筋線維が弛む。
こうして張りつめていた筋線維が弛緩することで、身体は疲労回復に向かいます。
競争の激しい現代社会に生きる我々にとって、ストレスを回避して生活するのはもはや不可能に近い事象です。
自主的に身体を動かしてストレスを発散する、何か趣味に没頭して気分を落ち着かせることも必要不可欠です。
しかし問題は自分の力ではどうにもならない時です。
多忙な中で時間を捻出して病院の門をくぐったのに、特に悪い所は無いですと言われた。それでも身体のあちこちの具合が悪いときには、是非一度我々のところ太陽鍼灸整骨院に足を運んで下さい。
一本一本の細い鍼によってストレスは吹き飛び、身も心も軽やかになり、新たな人生が始まるお手伝いをいたします。
肩関節の仕組み、ローテーターカフってご存知ですか?
2017.11.14
こんにちは、須藤です。寒くなってまいりました。やはり寒さによって体温を逃がさないように、身体自体が縮こまってしまうのでしょうか。肩が凝る、肩甲骨が重たい。という患者様が多いです。本日は肩甲骨について考えていきたいと思います。
まず肩甲骨の動きは、肩甲骨と上腕骨の両方の動きによって作られています。また肩甲骨には多くの筋肉が付着しています。
- 上角 肩甲挙筋
- 下角 大円筋
- 内側縁 前鋸筋、小菱形筋、大菱形筋
- 外側縁 小円筋
- 棘上窩 棘上筋
- 棘下窩 棘下筋
- 烏口突起 上腕二頭筋短頭、烏口腕筋、小胸筋
- 肩甲棘 僧帽筋、三角筋
- 関節上結節 上腕二頭筋長頭
- 関節下結節 上腕三頭筋長頭
- 肩峰 僧帽筋、三角筋
肩甲骨は少し複雑で、部位の名称が多くあります、少し頭痛くなりますね。
肩関節の動きは、屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋、水平屈曲、水平伸展と様々な動きをします。野球選手、バレーボール選手などプロのアスリートが注目している筋肉を回旋筋腱板、通称ローテーターカフとも呼ばれる筋腱があります。
小円筋、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋この四つの筋肉をまとめた総称を回旋筋腱板といいます。これらは肩のインナーマッスルとも呼ばれ、三角筋や大胸筋といった大きい筋肉を補助するサポート筋です。これらの筋が骨と骨の間に挟まれ摩耗することによって腱板断裂となってしまいます。腱板の老化にもよりますので、好発年齢は40代以降の男性に多いです。明らかな外傷によるものは半数で、残りははっきりとした原因がなく、日常生活動作の中で断裂が起きます。特に男性の右棘上筋に多い。
現在阪神タイガースの金本知憲監督が現役時代にローテーターカフの一つである棘上筋の部分断裂している状態で試合に出続けたという話があります。腱板損傷は保存療法七割、オペ適用三割といわれています。普通の人なら「肩が挙がらない」「何もしてなくても痛い」という痛みの状態で「ケガと言わなければケガじゃない」と言い放ち試合に出場していたそうです。さすが鉄人です。元ソフトバンクホークスの投手斎藤和己選手も右腱板断裂で手術を三度しています。リハビリや練習を重ねましたが、一軍で投げられるレベルまでは回復せずに、そのまま引退しています。
どうしたら腱板損傷を防げるのでしょうか?
- 動く前に十分な準備運動をする
- やり過ぎない(無茶をしない)
- 痛みを感じたら休む
- 日常生活にストレッチ運動を取り入れる
プロのアスリートの方は別として我々一般人はこれだけ抑えれば十分な予防になると思われます。
当院での直近の勉強会でも、側臥位での肩甲骨を狙ったマッサージ、手技の練習をしています。肩甲骨の可動域を向上させるストレッチ指導も行っております。些細な事、少しの痛みでもある方は当院でお話を聞かせて下さい。
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