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メニエール病について
2016.12.02
こんにちは(^^)/吉野です。
今日はたびたび耳にするメニエール病について書いていきます。
めまいは立ちくらみ、身体がふらつく、目先が暗くなるなどのめまいと、天井がグルグル回るように感じる回転性のめまいとに大別されます。
メニエール病は回転性のめまいを引き起こす内耳の疾患の代表的なもので、突発的なめまいの発作とほぼ同時に耳鳴り、難聴、耳の圧迫感などの症状を併発します(稀に、耳鳴り、聴力低下などの症状が、めまいの発作に先立ってあらわれるケースもあります)。時には立っていられないほどの激しいめまいに襲われ、吐き気がする場合もあります。
内耳すなわち平衡器である半規管と耳石器官、聴覚器である蝸牛はいずれも内部をリンパ液に満たされ、半規管、耳石器官、蝸牛がおさまった容器である骨迷路とこれらの器官の間のスペースもリンパ液に満たされています。このうち半規管、耳石器官、蝸牛の内部を満たすリンパ液を内リンパ液といいます。
メニエール病は内耳の内リンパ液の圧が高くなったことが直接的な原因となって引き起こされる疾患で、その状態を招く要因として水分・塩分の代謝異常、自律神経の異常などが考えられます。その他、極端な睡眠不足や精神的なストレスが誘因となって引き起こされるケースもあります。耳鳴り、難聴、耳の圧迫感などの随伴症状は大半が片側性ですが、両側性のケースもあります。
低血圧症や貧血によるめまいは立ちくらみの一種で、回転性のめまいではないので、区別は容易です。問題は同じように回転性のめまいを起こす疾患との区別です。
回転性のめまいが起こると、メニエール病だと単純に思い込む人が多いですが、回転性のめまい=メニエール病ではないです。特に、メニエール病と混同されやすいのが、自律神経失調症による回転性のめまいです。
この両者の鑑別のポイントは、回転性のめまいが起こる時の状態の違いです。寝ている時に天井がグルグル回る回転性のめまいは、大半が自律神経失調症によるもので、適切な治療を行なえば割に短期間で快方に向かう場合が多いです。一方、立っている時に天井がグルグル回り、立っていられなくなるめまいは、大半がメニエール病によるめまいで、自律神経失調症によるめまいに比べると、完治するまでに多少時間がかかる傾向にあります。
メニエール病には、はり・きゅう・マッサージがとても有効です。
お悩み、ご相談がございましたら、武蔵小山駅から近くの太陽鍼灸整骨院までお越し下さい!
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