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古いほど良いの?
2016.12.21
こんにちは松本です。今日は鍼灸でよく寄せられる疑問に関してお話します。
「鍼灸は古い本をよく見ているの?」「何だか古いほど価値があるみたい」
確かに現代で年数を重ねて価値があるモノと言うと熟成されたワインやウイスキーなどがすぐに思い浮かびます。上記のイメージも誤解とも言えませんが、だからといってその通りでもありません。鍼灸は使われながら受け継がれてきたものです。
例えば、Aという書物に「○○は腰痛に効く」と記載されていたとします。読んだ人は早速試してみます。それで効果があれば、その結果を「効果がある」とか「ここを改善すれば更に良い」など書き残します。こうして価値がある内容は確かめられながら受け継がれていきます。
そして当然ですが古い内容ほど確かめ試される機会が多くなります。古いものに価値があるのはこの点からです。但し、古いもの全てに価値がある訳でもありません。
いくら記述があったとしても、それに効果がなければ次世代には継続されません。
「古いから良い」のでなく「ずっと受け継がれ現代にも残っている」から良いのです。
こうして日々改善されて今に至っています。
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