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七月二十三日(日)にセミナーに参加してきました☆
2017.07.27
こんにちは。吉野です(^^)/
七月二十三日(日)にセミナーに参加してきました。アスレチックトレーナーの大貫崇氏が講師でタイトルは
「発育・発達トレーニングの理論と実践と呼吸について」
でした。
まず中心になる理論が、チェコ発祥の DNS(Dynamic Neuromuscular Stabilization)動的・神経筋肉系・安定化という理論です。
姿勢や運動制御を司る神経系が発達する最初の1年間に着目し、運動器系の機能不全を改善していく神経筋発達学に基づいたリハビリテーションの学問です。
IAP(腹腔内圧)を高める事で、身体のコア・体幹を安定させる事が基礎となっています。
ここで大切になってくるのが「呼吸」です。なぜでしょう?
呼吸が正常化されなければ、他の動作パターンは正常化されないとDr,Karl Lewittが提唱しています。つまり呼吸と動作は関係性があるということです。
人の身体は常に動いています。それは呼吸をしているからです。
人は1日に約2万回呼吸をしています。
1日約2万回呼吸筋が動いていて、例えば腕立て伏せやスクワットを2万回したらどうなるでしょう?
もしそれだけ頻繁に行う動きが全て間違ったやり方になっていて、それが身体に負担を掛けていたらどうなるでしょう?
人は飲食しなくても2~3日は生きられますが、呼吸をしないと10分も生きられません。
そして、とても興味深いのが、呼吸器は意識的にも無意識的にもコントロールできる唯一の器官というところです。
ここで呼吸の解剖学を簡単に少し説明します。
呼吸するには主に横隔膜と腹横筋が働いています。
・吸気時(息を吸う時) 横隔膜は縮み、腹横筋は緩みます。
・呼気時(息を吐く時) 横隔膜は緩み、腹横筋は縮みます。
そして、呼吸筋、呼吸補助筋もたくさんあります。
胸横筋、内肋間筋、外肋間筋、長肋間筋、短肋間筋、肋下筋、鎖骨下筋、斜角筋、腸肋筋、肩甲挙筋、僧帽筋、胸鎖乳突筋、大胸筋、小胸筋、上後鋸筋、下後鋸筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹直筋などたくさんあります。
話は呼吸に戻ります。
正しい呼吸が出来なければ、初めに出てきたIAP(腹腔内圧)は高まりません。正しい呼吸は知っていますか?
それは、シンクロ呼吸です。
・呼気時(息を吐く時)に胸と腹が同時にしぼむ。
・吸気時(息を吸う時)に胸と腹が同時に膨らむ。
それ以外はパラドックス呼吸(間違った呼吸)となります。
まずシンクロ呼吸ができて初めてIAP(腹腔内圧)を高める事ができます。
正常な呼吸ができないとIAP(腹腔内圧)が高まらず、IAP(腹腔内圧)が高まらないまま四肢の動作を行うとISSS(広義のコア)の機能不全を起こし代償運動が働くようになってしまいます。
ここでシンクロ呼吸を具体的に説明します。(仰向けで寝た方が分かりやすいです。)
まず、必ず鼻から吸う事。肋骨が内旋(胸・肋骨をすぼめる感じ)している事。
そこから胸と腹の全ての空気を吐き切ります。そして胸と腹が360度前後左右に膨らむように空気を吸い込みます。(この状態がIAP(腹腔内圧)が高まった状態です!)
これがシンクロ呼吸です。
正しい呼吸をすると姿勢・動作が変わります。正しい呼吸を意識して、健康な身体を手に入れましょう!
8時間にわたるセミナーの内容を簡潔に書いたので、わかりずらい文章になってしまい申し訳ありません。
お悩み・ご相談がございましたら、武蔵小山駅から近くの太陽鍼灸整骨院まで是非お越し下さい!
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