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膝の痛み、手術をする前にできる事あります!
2017.09.22
こんにちは、須藤です。最近患者様と接していて多いな~と感じる症例があります。本日は膝の痛みについて書いていこうと思います。
膝の痛みの中でも、膝の皿周辺(膝蓋骨)が痛い場合に考えられる病気には、変形性膝関節症、膝蓋腱炎、膝蓋大腿関節症、子供の成長痛オスグッド・シュラッター病、水が溜まる関節水腫、痛風、関節リウマチなどが挙げられます。
他にはひざの内側、外側、膝裏などが痛いと場所によって原因と病気が違います。そもそも膝は関節に体重の負荷がかかりますが軟骨が摩擦をやわらげたり、靭帯や筋肉のサポートで衝撃をやわらげています。
しかし、加齢による骨の新陳代謝の低下、軟骨へのストレスで膝痛が起きるのです。このストレスというのは冷え、肥満、過去の怪我、O脚、X脚、筋力の低下などです。この軟骨は骨の両端を覆い、骨同士がぶつからない様にクッションの役割をしています。この軟骨の役割がとても重要なのです。
「立ち上がる時に痛い」「階段の下りや歩き出しのときに痛い」という膝痛のほとんどは、先ほど書きました変形性膝関節症なのです。
この変形性膝関節症は男性より女性に多いのが特徴です。理由は
①女性は男性より筋量が少ない
②閉経とともにホルモンの分泌が減少し、骨が弱くなる
整形外科では
①内視鏡で軟骨のかけらをクリーニングする方法、痛みが軽い段階ではこopeで十分な場合もあるそうです
②脛骨骨切り術 これは膝の関節内側の軟骨のすり減りが進んでいる場合に有効なようです。すねの骨に切り込みを入れて開きくさび型の人工骨を入れて金属で補強し、O脚をX脚にしていくというopeだそうです。私個人としてはかなり痛そうに感じます。回復までに半年ほどかかるそうです。
③人工膝関節全置換術 痛みや軟骨の減少が膝全体に及んでいる方に適しているようです
整形外科ではこのようにopeが出来ますが我々はopeが出来ないのでどのように治療していくか?患者様の中でもopeはしたくないという方も多くいらっしゃいます。
当院では超音波治療法という患部に1秒間に80~300万回の機械的振動を与え、からだの深い部分にまで温熱マッサージを行う治療もございます。
炎症抑制、除痛、筋緊張緩和の効果があり、現在この超音波治療にて膝に歩けないほどの痛みがあった患者様が歩いても痛みが出なくなったという方もいらっしゃいます。
あとは膝痛に大事なのはやはり、筋量と関節の可動域を広くすることです。MRI検査で軟骨がほとんどなく何もしていなくても痛みが出ていた方もインナーマッスルを鍛え無理のないストレッチを継続され多少の痛みはあるもののopeなしで不自由なく生活されています。膝の痛みでお困りの方、手術をせずにどれくらい症状が楽になるか?当院までお越しください!!!
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