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疲労、憂鬱、イライラは鍼で吹き飛ばす
2017.11.21
こんにちは松本です。今日はエッセイ風に鍼の効能について書いていきたいと思います。
疲れて憂鬱になる、イライラする気持ちが胸いっぱいに溜まり今にも爆発しそう。この状態を身体に邪気があるといいます。
こんな時に鍼をすると身体がスッキリとします。
鍼灸の考え方は「中庸」を守ることです。これは何事も極端にならない、度を超えないということです。
例えば働き過ぎは腎気を損ない、命を縮めます。腎気が衰えると足腰がだるくなり、歯はグラグラし、髪は抜けて落ちる。つまり老化が進みます。先天的な腎精不足は別にして、後天的な腎気不足を補うには、まずは身体に無理をしないことです。
充分な休息を取って、適度に身体を動かし、定期的に鍼灸・マッサージをして養生することが大切です。
腎気は元陽之気ともいい、他の臓腑の働きを良くする元気の源です。すなわち腎気が衰えると五臓六腑の働きが鈍り、全身の調子が悪くなります。そしてこの状態が長引くと今度は腎臓の子である肝臓に影響が及び、イライラしたり怒りっぽくなったりもします。
肉体的な疲労が蓄積されると精神的な症状も引き起こす。そうなると日常生活において小さなことでも腹が立つことが多い。何だか最近揉め事が増えたなあと思うときは、まずご自分の疲労度をチェックする必要があります。
もう一つのイライラの原因は、感情の抑えすぎから発生する「肝気鬱滞」です。
言いたくても言えない、怒りたいのに怒れないストレス、放出できない情緒の塊は肝気の流れを滞らせます。
肝はのびのびを好む臓器です。しかしストレスが溜まって肝気が鬱滞すると気分が憂鬱になったり、イライラしたり両脇が張って痛んだりする。
「肝は筋を司る」ので、肝気鬱滞が長引くと筋線維が硬くなり、全身に痛みが出てきます。
患者さんが訴える肩凝り、首凝り、背中の痛みの殆んどが、このストレスから来る痛みです。
鍼灸はこれらの症状によく効きます。鍼の刺激で身体の自律神経の調整を行ないます。緊張によって高ぶっている交感神経の働きを抑え、副交感神経が優位になることで筋線維が弛む。
こうして張りつめていた筋線維が弛緩することで、身体は疲労回復に向かいます。
競争の激しい現代社会に生きる我々にとって、ストレスを回避して生活するのはもはや不可能に近い事象です。
自主的に身体を動かしてストレスを発散する、何か趣味に没頭して気分を落ち着かせることも必要不可欠です。
しかし問題は自分の力ではどうにもならない時です。
多忙な中で時間を捻出して病院の門をくぐったのに、特に悪い所は無いですと言われた。それでも身体のあちこちの具合が悪いときには、是非一度我々のところ太陽鍼灸整骨院に足を運んで下さい。
一本一本の細い鍼によってストレスは吹き飛び、身も心も軽やかになり、新たな人生が始まるお手伝いをいたします。
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