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冬・・・それは肉離れの季節(2017)
2017.11.27
こんにちは、坂本です。
最近になって寒さが増して体調を崩しやすい日々が続いていますね。今日はその寒さとも関係が少しある”肉離れ”について書いていこうと思います。
肉離れとはスポーツをしている時になる事が多いです。それは筋肉が収縮(力が入っている状態)している時に、自分の意思とは関係なく引き伸ばされる事や反復的な動きを行う事で起きる筋肉の断裂で、これらの動作は仕事にもよるところですが日常ではあまりありません。また、必ずしもそこが肉離れになる訳ではないですがスポーツの種目によってなりやすい箇所が変わってきたりします。
ダッシュの動作で肉離れが起きやすいのは”ハムストリングス”という太ももの裏側の筋肉群で、短距離走や野球のベースランなどで痛めることが多いです。
切り返し動作で肉離れが起きやすいのは”腓腹筋”というふくらはぎの筋肉で、テニスやバトミントンなどのフットワークの時に痛めることが多いです。
ジャンプの動作で肉離れが起きやすいのが”大腿四頭筋”という太ももの前側の筋肉群で、バレーボールや陸上の跳躍競技など、それとサッカーのボールを蹴る動作などで痛める事が多いです。
上記の足の肉離れに比べると少ないですが”腹斜筋”という脇腹の筋肉でも肉離れはおきます。テニスプレーヤーの錦織選手や最近ではソフトバンクホークスの柳田選手がこの脇腹肉離れでした。この肉離れはスイングなどの回旋動作で起こりやすく、テニス・野球に加えゴルフなどのスポーツに多いです。
肉離れは症状によって段階分けがされています。
1段目(軽度):部分的で小規模な断裂で痛みは感じるが歩く事はできる状態
2段目(中度):筋肉の一部が断裂し、筋膜の損傷や内出血があり歩くことが難しい状態
3段目(重度):筋肉の部分断裂が深くあり、筋肉が断裂してるため指で押すと陥没する。歩くことはほぼ不可能な状態
治療は急性期と回復期に分けて考えていて、急性期では”RICE処置”を行ないます。RICE処置とはRest(安静)、Ice(アイシング)、Compression(圧迫・固定)Elevation(挙上)の頭文字から取られています。この処置を症状に合わせて行ないます。電気治療のMCR(微弱電流)を併用して筋肉組織の修復を促進させるのも効果的です。肉離れの痛みが出てから約48時間後からは回復期となり、組織の修復や循環回復を考えた治療にシフトします。冷やす事から温める事に変えたり、安静からマッサージや無理のない運動療法などに変えて、筋肉を元の状態に戻していくのです。
肉離れは再発しやすい怪我です。それは筋肉の柔軟性が元に戻る前に痛みが消えるからです。肉離れは筋肉量のバランスの悪さや柔軟性の悪さが原因でなる事が多い為、肉離れ後の筋量の低下した状態や柔軟性がなくなった状態で、痛みがなくなったからと運動を始めると・・・後はお分かりですね?最初のほうに書いた”寒さ”も筋肉の血流を悪くし柔軟性を下げてしまいます。冬はケガしやすいのはこのためですね。肉離れになったことない人、なったことある人、これからなる人(?)も寒い時期ほど準備運動(ウォーミングアップ)しっかりやり、充分に身体を温めてからスポーツを楽しみましょう。ケガシタラタノシクナイモンナ・・・ それでも肉離れになってしまった人は太陽鍼灸整骨院でお待ちしております。
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