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暖かいと思ったら次の日は肌寒く体がついていけません⤵
2018.04.18
先週、ブログ当番でした佐藤です。暖かいと思い、薄着で出かけたら夜は意外に気温が下がって肌寒く・・・。こんな日が続くのが春の特徴なのかもしれません。
今日は春の養生について書いていこうと思います。
春は冬から次第に暖かくなる時期であり、一年の中で最も気候の良い穏やかな季節となります。草木が萌え、芽ぐみ、花々がつぼみをつけ満開になり、日が長くなり、地中の虫たちが動き始めます。人間も同様でからだの動きが活発になり、就職・転勤・異動・進学など新しい環境に身をおくことによって気持ちが浮き立つ季節となります。しかしその一方で、気温の変化や、新しい環境でのストレスで、体調不良を訴える方が多くなり、心身のバランスが乱れてしまいやすくなるのも、この春の特徴とも言えます。
心身のバランスを保つためには正しい生活リズムのもとに日々の生活を送ることが重要となります。特に睡眠は身体だけでなく、精神を落ち着かせる重要な要素となります。充分な睡眠がとれない状態では、身体のバランスが崩れやすく、心身ともに病気にかかりやすくなります。かといって、睡眠のとり過ぎは、気血の巡りが滞ってしまい、体の調子がおかしくなってしまいますので、充分な睡眠をとったら気血を巡らすことが重要となります。
春の季節は、「肝」と密接な関係があると言われています。「肝」は西洋医学でいわれる肝臓の働きを意味しますが、それだけでなく血を貯えて巡らす働きや、イライラ感や憂鬱・頭痛・疲れなどの自律神経の働きも含みます。その他に、めまい、のぼせ、耳鳴り、肩こり、生理不順などの貧血症状が伴う場合もあります。
日本には明確な四季がありますが、春夏秋冬、季節の移り変わりを皆さまはいかがお過ごしでしょうか。変化は美しく、そして心地良いものですが、時として私たちの健康を害することもあります。
中医学の考え方では、人間も自然の一部として存在し、互いに関連し、影響しあっています。私たち人間の活動が自然に影響を及ぼすように、四季の移り変わりや気候変化も、私たちの健康に様々な影響を与えます。異常気象は勿論の事、正常な気候変化であっても個人の体質によっては健康を損ねることもあります。こういった、人体に影響をおよぼす気象変化を中医学では「外邪(がいじゃ)」といい、これは昨今話題となっている「気象病」「天気病」にも通じる考えです。これら外邪には、風、暑、燥、湿、寒、火の6つあり、合わせて「六淫の邪気(りくいんのじゃき)」と呼ばれています。
気候の変化の程度や自身の体質の乱れ方により、影響の受けやすさや症状は変わります。皆さま、苦手な季節はありませんか?いつも決まって体調を崩してしまう時期や、不調に悩まされる時期などありませんか?それは、体の中でバランスが崩れ、その時期に強くなる邪気の性質を体の中にも持っているからかもしれません。
体のバランスを整えることは我々の得意分野です。日頃から自身の体質と向き合いケアをすることで、季節の変化を楽しめるような素敵な毎日を過ごしましょう。是非、当院でお身体のメンテナンスして参りましょう。
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