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身体は頭より正しい判断を下す
2018.05.15
こんにちは松本です。ブログ当番をすっかりと引き伸ばしていました。
大型連休も過ぎていつもの生活が戻ってきました。そろそろいわゆる五月病と呼ばれるような、身体の不調を感じる人もいるのではないでしょうか。
幸せな生活を営むためには、健康な身体作りから始めるべきです。学校や職場では我々に幸せな身体作りはあまり教えてくれません。親や上司も真面目に勉強しろ、しっかりと働けとは言うけれど、身体の話はあまりしません。身体というのは故障をして初めて気づくものです。
私の知人の話を紹介します。とても優秀で理想的な職場に入ったものの、気分が晴れない日々を過ごしていました。そして残業帰りにコンビニ弁当ばかり食べていたり、外食ばかりを続けていたら、ある日突然鬱病だと宣告されました。
慌てて処方薬を飲み休養を取ったもののあまり回復しない。自分は誰なの?今どうなっているの?自分で自分の身体をコントロール出来ず不安な時期が続いていた。
ある日友人のすすめで来院し、ほぼ10ヶ月前後の鍼灸治療を続け、不安は軽減し薬も半減した。
この結果は鍼灸だけの効果ではありません。その人自身が食事を変え、休息を取り、身体に意識を向けるようにしたのが大きいです。
丈夫な身体と精神を備えることが一生の財産になります。
年に一回の人間ドッグで検査した結果数値は正常なのに、身体がもう一つ優れない時があります。
痛いとまでは行かないがやる気がでない、肩が凝って頭痛がする、疲れが溜まって全身が重いなど。
検査の数値とは別に身体は様々な症状を日々我々に語り掛けてきます。
東洋医学では、ほんの少しの不調でも手当てをして、その人が少しでも楽に生活できる手助けをします。
数値ばかりにこだわらず自分を信じて、身近な医療で手当てをしてもらうのが一番です。
身体は知恵の塊であり、身体の判断は頭の判断よりも正しい場合が多いです。
この素晴らしい知恵は「感」と呼ばれ、精神分析学では「無意識の知恵」と言われます。
身体は我々の想像を超える知識を持っているからこそ、いつも正しい判断を下してくれます。その時はよく分からなくても、後々にかえりみると正しかったと思えることが多々あります。
身体をよく知り、その欲するリズムに合わせて生活してその声に耳を傾ければ、より良い状態で過ごせます。
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