ブログ
肩凝りは内蔵が不健康な証拠
2018.06.12
こんにちは松本です。肩凝りは日本の国民病と言えるほど悩んでいる人が多い疾患です。なぜなのでしょうか?よく言われるように、幾つかの社会的な理由がある気がします。
1つ目は、日本人は几帳面で真面目な性格が多く、物事に凝る特徴がある。凝る事は良いモノを生み出すが、凝る本人は細かい部分までこだわるので、肩に非常に力が入る。
2つ目は、実によく働く。無我夢中で働く姿は、美しささえ感じられます。
3つ目は、物事をはっきり言わずに不満を抱えている人が多い。心のわだかまりが長年蓄積すると肩凝り症になる。喧嘩しないように気を使って、個人は心のしこりで身体を痛めている。つらさを感じながらも常々肩を小さくして、我を出さないように努力しています。物事に凝り過ぎない、疲労を蓄積しない。可能な範囲で話すのが肩凝りを改善していく第一歩でしょうか。
次に肩の身体的な苦しみを具体的にどう解消すれば良いかについてお話していきます。肩凝りは病名ではなく症状であるため、西洋医学では正式な治療法はありません。一言で肩凝りといっても、中には五十肩(一般的には肩関節周囲炎と呼ばれますが)の人もいれば、心臓が悪くて左肩と背中が痛む人もいます。臨床の治療では判別が大事です。
ここでは一般の会社勤めの女性が疲れと血行不良が原因で肩凝りになった場合の対処法をお話します。
自分でできる一番簡単な方法はお灸をすえることです。
局所的によく使用する経穴は大椎、身柱、肩井、天宗などです。
経穴の取り方にこだわるよりも、痛むポイントを探って、押して気持ち良いと思う場所にお灸をすえれば良いでしょう。
肩以外にも手や腕の経穴もよく効きます。手首の周りの経穴や、肘周りの経穴は肩の気の流れを良くします。
合谷、陽池、外関、曲池がよく使用する経穴です。
全部ではなく、押してみて反応のある経穴にお灸をすえると、肩や首が温かくなるのを感じます。この方法は肩凝りの症状を改善することができます。
しかし肩凝りの根本の原因は、便秘や生理不順や冷え症などにあります。
内蔵の気の流れが悪くて、身体に瘀血が生じて肩凝りになるので、まずは腸内環境を整えて、子宮から瘀血をだすことが大切です。
同時に身体の内側も外側も冷やさない様にすることを忘れないで下さい。
新着ブログ
- 2020-09-06
- 当院での取り組みです。・・・
- 2020-08-09
- お盆休みのお知らせ
- 2020-05-27
- 緊急事態宣言解除に伴う・・・
- 2020-05-11
- 緊急事態宣言延長に伴う・・・