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手足の指が朝にこわばったりしてませんか?
2018.09.29
こんにちは坂本です。お久しぶりの投稿になりますが、今回は「関節リウマチ」についてざっくり書いていこうと思います。
関節リウマチは、自分の免疫が手足の関節を攻撃し、痛みや変形を及ぼす膠原病であり、炎症性の自己免疫疾患です。発症の原因はまだよくわかっていません。
関節リウマチは、関節部にある正常な滑膜を免疫が攻撃して炎症を起こす「滑膜炎」です。滑膜は、関節をスムーズに動かす作用と軟骨の栄養である関節液を生産、供給する作用があります。有名なヒアルロン酸などが関節液に含まれていますよ~
初期症状は「朝のこわばり」です。起床後に手をグ―にすることが難しく、こわばりの程度は日によって違い、最悪、なにも握れないことがあります。
では、「朝のこわばり」=「関節リウマチ」なのか?と言われれば違います。こわばりの続く時間が問題になってきます。例えば、起床後5分~10分のこわばりであれば他の病気の可能性も多分にあります。しかし、1時間以上続くようですと関節リウマチである可能性が極めて高いと思ってください。そして、こわばりが続く時間が長いほど免疫が滑膜を壊すのが強くなります。昼頃には良くなるからって放っておくのはダメですよ!
放っておくと関節に痛みがでます。手足の指先から二つ目の関節と指の付け根の関節が痛み、さらに進行すると手首足首、肘、膝へと痛みを感じてきたりします。
最終的に関節が完全に壊され、骨と骨が直接くっついた「強直」という状態になります。こうなると関節は動かすことが出来なくなります。かわりに、滑膜はなくなっているので炎症も治まります。つまり、痛みもなくなるということです。痛みがなくなっても嬉しくないですね。
手の指が強直すると関節リウマチの典型的な変形である「スワンネック変形」、「ボタン指変形」や指が小指側に向いてしまう「尺側偏位」という病状があります。
検査方法は、最近では超音波による検査が多く、MRIでの検査も優れています。
治療法は抗リウマチ薬が発達したため、薬物療法が基本となります。そのためリウマチ科などの内科分野の医療機関が中心となっています。
関節リウマチは発症して2年の内に急速に進行するので、早期の診断と治療が大事になります。壊れた滑膜・軟骨そして関節は元には戻らないのですから・・・
追伸
我々整骨院スタッフも関節リウマチによる炎症・こわばりを和らげる手伝いを出来たらと思っています。
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