こんにちは、井口です。気温が下がり、強い風が吹くのも多くなり寒い日が増えてきました。それにより身体が硬くなったと感じる人が増えたのではないでしょうか?今回は身体が硬い時に行うストレッチングについて書いていこうと思います。
ストレッチングの目的としては筋の緊張の緩和、関節可動域の増大、循環が改善されることによる疲労物質の除去などがあります。
そしてストレッチングには伸ばすだけというイメージをお持ちではないでしょうか?
ストレッチングにも様々な種類があるのです。いくつかのストレッチングについて説明していきます。
スタティックストレッチング
反動や弾みをつけずに筋肉をゆっくり伸ばしていき、その伸ばした状態を維持するストレッチングです。ストレッチングと聞くと思い浮かぶのがこれです。時間は30秒から1分位姿勢を保持しましょう。このストレッチングの特徴は、筋肉痛になりにくく、安全に柔軟性を高めることができます。他の特徴としては簡単であること、一人で出来ることなどがあります。
徒手抵抗ストレッチング(アイソトニック法、アイソメトリック法)
このストレッチングはパートナーと組んで行われ、受動動作と能動動作を伴います。
まず、伸ばそうとする筋肉を収縮させることにより筋や腱にある感覚受容器が刺激されます。そのあとに受動的にストレッチングで柔軟性を高めることができます。
特徴は短時間で可動域の拡大が得られます。ただこのストレッチングは一人ではできず、慣れていない人がパートナーとしてやると、筋肉が傷ついたり痛みが強くなってしまうことがあります。
使い分けはアイソトニックは運動前のストレッチングとして有効で、アイソメトリックは可動域の拡大に優れています。
アイソトニックは筋収縮で動かしますが、アイソメトリックは動かさないようにやります。
ダイナミックストレッチング
相反性神経支配を利用したストレッチングです。相反性神経支配とは、伸ばそうとする筋肉の反対にある筋肉が最大収縮していると伸ばす筋肉は最大弛緩するということです。繰り返して動かして反対の筋肉を何度も収縮させ、最後に伸ばす筋肉をスタティックストレッチングをします。このストレッチングの特徴は筋肉の伸縮する範囲を広げる柔軟性トレーニングとして効果が大きいです。このストレッチングは正しい動作を知っていないとうまくできません。
バリスティックストレッチング
反動や弾みをつけて行うストレッチングで、ブラジル体操とも呼ばれています。同じ動作を何度も繰り返しやります。特徴はそれぞれ必要な動作にあわせたストレッチングができることがあります。また、急激な伸張により筋肉が損傷したり痛みが起こることもあるため注意が必要です。
ストレッチングは伸ばすだけ出なく、いろいろな方法で行って見てもいいかもしれません。