ブログ
柔軟性の評価
2019.03.19
こんにちは、井口です。前回の私が書いたブログはストレッチングについてでしたが、今回はそれに関連する柔軟性の評価のことを書いていきます。
柔軟性は大きいほど動作範囲を広げパフォーマンスを積極的に助ける側面があり、柔軟性が低いことで起こる傷害がある一方、過剰な場合はそれ自体が関節損傷や筋への過剰な負担などの原因になりうることがあります。
どれくらい柔軟性があるかは、自動運動の可動域と他動運動の可動域で測定方法も測定値が意味するところも異なってきます。一般的には静的に評価することが多いが、スポーツなどでは動的に評価するほうが大切です。
身体の関節は、十分な可動域の確保とともに安定性の確保を同時に求められています。この2つを両立するためには、関節には安定にかかわる構造とともに、適度な「あそび」が必要になってきます。ただ、この「あそび」が過剰であると通常の動作でも不安定性を示すようになっていきます。「あそび」が過剰で不安定な場合は、さまざまな運動遂行に重大な障害を引き起こすことになる為、注意が必要です。
アライメントは身体の隣接する骨同士の配列状態のことを表しています。先天的な変形に関連したアラインメント異常とともにトレーニングによって生じるアラインメント異常もあります。アラインメントの異常は筋・腱・靭帯や関節の接触面そのものといった支持機構に多大な負担を強いるため、障害の原因として注目する必要があります。常に大きな荷重にさらされる下肢のアラインメント異常は急性・慢性を問わず障害の原因となるものであります。静的なアラインメント指標は、それだけで障害発生の可能性を予測する上では重要な項目です。実際の障害発生は動作中であることがほとんどであり、アラインメントに関しても、動的な環境での評価が必要になるが、動作中のアラインメントの評価は非常に難しいものです。
どれくらい柔軟性があるか、どの先生もわかるので気になるようなら聞いてみてください。硬いようならストレッチの方法も伝えます。
返信転送
|
新着ブログ
- 2020-09-06
- 当院での取り組みです。・・・
- 2020-08-09
- お盆休みのお知らせ
- 2020-05-27
- 緊急事態宣言解除に伴う・・・
- 2020-05-11
- 緊急事態宣言延長に伴う・・・