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首の凝りを取ると顔が若返る
2019.04.26
こんにちは松本です。今日は首の痛みに関してお話をしていきます。性別や年代や季節を問わず、首の不調を訴える人は多くなっています。首の痛みは近年最も多く見られる症状の一つです。
痛みの原因は様々ですが、ここまで普遍的に痛むようになったのは、時代的な変化だと考えられます。
人類の歴史上、ここまで頭を使って仕事をしたことはありません。身体を使って食べ物を獲得するのではなく、頭を使って情報を処理する様式に変わりました。実際に我々の脳は先祖と比べて重くなっています。脳が重たくなっただけで首は凝っているのに、目と脳のフル回転に合わせて細かい調整をするので、さらに疲れてしまいます。
首は眼球の動きに合わせて、常々微調整をしています。
細かい筋肉の動きであるため、目では確認できないけれども手で触れるとわかります。自分の手を首の後ろにある風池穴にあてて、首を動かさずに目をいっぱいに両サイドを見る際に筋肉の動きを確かめることができます。目だけでなく、話をするにも、耳を傾けるのにも首の筋肉を使っています。
コンピューターが隅々にまで浸透することによって、沢山の人々が目と頭で生計を立てるようになったライフスタイルの変化は、首に未だかつてない苦労を背負わせました。首を助けてあげることが現代の人々を救うことになると言っても過言ではないでしょう。その為にも鍼が現代を生きる人々に必要不可欠だと思います。それは細い鍼が首の凝りを改善してくれるからです。
長年、頭痛で悩む方、頸椎に異常は無いのに首が痛い方、充分に左右に首が回らずに運転が大変な方など、是非、試す気持ちで鍼灸治療を受けてみて下さい。
新たな世界が見えるかもしれないし、首の深い凝りが取れると顔が若返ります。しかし何と言っても首は普段からの世話が大事です。
空調などの邪風に当たらないこと、夏でも首を冷やさないこと、お風呂に入る時は首まで温めること、パソコンを長時間使う間は首の後ろを軽くマッサージすること。
それでも取れない痛みがある場合には、首肩のウォーマーを使って10分ぐらい温めること。これらのセルフケアは効き目があります。
首と何十年も付き合うのは医者でなく本人です。普段から諦めずに首を気遣うように心がけて下さい。
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