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夏の過ごし方
2019.08.09
こんにちは松本です。暦の上では立秋を過ぎましたが、梅雨明け以降の連日の猛暑により身体がお疲れの方々が多いと思います。
人体に影響を与える外邪、六淫の中でも暑邪と火邪は、特に夏には身体への影響が大きくなります。
暑邪、火邪は陽邪であり、開泄の性質を持つので発汗させる。津液を汗として外出すると共に気も外泄する。発汗が多いと、口や咽が渇く、多量の水を飲む、尿の色が濃くなるなどの津液不足の症状が現れます。
また津液は営血より化生されるので、発汗過多は次第に血虚を引き起こし、陰虚を悪化させる。発汗により気虚を起こすと疲労倦怠感や息切れなどの症状が表われてきます。これらの邪気は気血津液すべてに大きな影響を及ぼします。
さらに夏の炎熱の気候は暑邪だけではなくて、湿邪を兼ねていることが多いようです。日本の夏は梅雨の時期よりは外湿は弱いけれど、気温は非常に高いです。口渇して冷飲食が増えることで内湿が盛んになり、外部からの暑邪と内部からの湿邪により複合的な症状を示しやすいです。
これだけ暑いとエアコンで室内を冷やさなければ、仕事も生活も影響を受けてしまいます。熱中症の問題もあるので一日中エアコンのお世話になることが多いでしょう。
ここで一点考えたいことがあります。エアコンの風は寒邪であり、暑邪によって体表の衛りが弱くなっているので、容易に風寒邪として身体への悪影響が出てきます。場合によっては頚部などが痛くなったりします。
さて、ここで夏の養生法です。
熱中症の予防は一般的な方法を参照の上で、内熱を取り除くのが良いでしょう。西瓜や胡瓜などは熱を取ってくれます。また湿気を除き脾胃を守るためにも、過度な冷飲食を避けて一日一回は温かく消化の良いものを摂取して下さい。
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