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秋の養生
2019.09.27
こんにちは松本です。暦の上では秋ですが、まだまだ日中は暑い日々が続いてますよね。以前であれば立秋から白露までは残暑が厳しくても、白露以降は気温が大きく下がり始めて秋らしい気候でした。今回は秋の養生に関してお話をしたいと思います。
一般的に秋になってくると、残暑と秋雨の影響を大きく受けると言われています。
夏の暑さによって、多くの人は程度の差はあったとしても、脾が弱り気虚を起こしていることが多く、体表の守りである衛気が弱っています。したがって秋の温度差や涼しい風(風寒邪)の影響を受けやすいです。
別のパターンとしては暑さによって脾が弱り脾気虚となり、相剋の関係にある肝を高ぶらせることがあります。また、脾気虚は母子関係で子にあたる肺を養えずに肺気虚を次第に引き起こし、脾肺両虚になると外感を感受しやすくなります。
このように夏の暑さによって気虚を起こすことで、秋にさまざまな病理を発病しやすいです。こういった状況を防ぐためにも、今のうちに脾をしっかりと立て直すことが大切です。
また、秋雨前線と温帯低気圧の影響も大きいです。
秋は涼しく燥な気象が一般的である中で、低気圧の接近時には暖湿な風が吹きます。この場合暖湿な風は皮膚を開き、通過後には寒冷な風が入りやすい状況になります。
ここで秋の養生と冬に向けての予防です。
暑さが和らいでからは夏の暑邪による気虚や陰虚を大いに回復させる季節です。ここで立て直しておかないと、さらに気温が下がった時に風寒邪を容易に受ける原因になります。
気温が上がった時の発汗には注意しましょう。発汗したらこまめに着替えて汗を拭いて寒邪が侵入しないようにすることが大切です。特に首から肩甲骨の間を冷やさないようにすることが重要です。
また食事などでも温かいものを摂取するように心がけてください。
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