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血圧はなぜ変化してしまうのか?
2018.03.22
こんにちは坂本です。
今回は「血圧」について書いていきます。血管内での動脈の血液の圧力を血圧といいます。心臓から血が吐き出される時を収縮期血圧(最低血圧)といい、心臓内に血液が溜まる時を拡張期血圧(最高血圧)といいます。正常範囲は、収縮期血圧で130mmHg未満、拡張期血圧で85mmHg未満となってます。この範囲を超えた血圧が続いている状態を高血圧(高血圧症)といい、逆に低い状態が続くと低血圧(低血圧症)となります。とりあえず高血圧と低血圧はおいといて、血圧は日常などの様々な影響で変動します。体格や性別、年齢、運動や食事、気温から、アルコールやカフェインの摂取、喫煙などなど。ああ、あと心理的要素(緊張や感情の動揺、恐怖)でも変動しますね。特殊なケースだと心臓の収縮力低下、アナフィラキシーショック、外傷などによる血液の喪失に伴う血圧の低下(ショック=末梢循環不全)などがあります。
では、おいていた「高血圧」と「低血圧」について書いていきます。
まず「高血圧」のほうからですが、特に原因がわからないのを「本態性高血圧症」と、原因が明らかになっている「二次性高血圧」の二分類されます。この二つは割合でいうと本態性高血圧症がかなり多くなっています。この本態性高血圧症の原因がわからない理由は、色々な環境因子によって発生したりしなかったりするからです。例えば、塩分の過剰摂取、飲酒、肥満、ストレス、睡眠不足などですね。このように原因に個人差があり判断しづらいのを本態性高血圧症というのです。ではもう一つの「二次性高血圧」の原因はというと・・・病名だけ紹介しますね。原発性・偽性アルドステロン症やクッシング症候群、褐色細胞腫、甲状腺機能亢進症・低下症などなど続いて高血圧による動脈硬化の結果発生する合併症は、脳卒中、心肥大、心不全、腎障害、動脈瘤、閉塞性動脈硬化症などです。
次に「低血圧」ですが、こちらも原因は二分類されます。まず特別な原因疾患を伴わずに血圧が慢性的に低い状態を「本態性(一次性)低血圧症」といい、これは本当に原因が不明です。もう一つは「症候性(二次性)低血圧症」でこれらは原因が明らかで大量出血、胃腸疾患による栄養不良、心臓疾患やホルモン異常などで起きます。低血圧は少ないですがこれぐらいですかね。
血圧を整えるのには薬以外に経穴(ツボ)も効果的であるので、マッサージや鍼灸での治療もよろしいのではと思います。当院でもご相談下さい。
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